夜勤のイメージがある介護職

訪問介護

利用者の自宅に直接訪問してサービスを提供する「訪問介護」の場合、基本的に日勤のみの勤務となります。お客様が自宅で安心して過ごせるよう、身体介護や生活援助といったサービスを提供する訪問介護は、日中のみのサービス提供が中心となるためです。そのため、生活リズムを崩さずに働くことができると人気を集めています。
訪問介護は、介護職員初任者研修（旧ホームヘルパー2級）修了者や介護福祉士など、決められた資格を持った人がサービスを提供します。そのため、資格取得の勉強は必要となりますが、資格取得支援制度を活用するなど働きながら資格取得を目指すことも可能です。
訪問介護事業所の中には、「夜間対応型訪問介護」といったサービスを提供している事業所もあります。夜間対応型訪問介護とはその名の通り、夜間や早朝など通常の訪問介護サービスが提供されない時間帯に、利用者の自宅に訪問してサービスを提供するものです。夜間対応型の訪問介護事業所で働く場合は、夜勤が発生する可能性もあります。
とはいえ、多くの事業所が日中のみサービスを提供しているため、仕事を探す際は日勤帯の求人を多く見つけられるでしょう。
訪問介護の仕事を探す際には事前に事業所についてしっかりと情報収集を行い、夜勤の有無を確認することが大切です。

デイサービス

「デイサービス」も、介護職が日勤帯で働ける施設の一つです。デイサービスは、自宅で生活している利用者が日帰りで施設に通い、食事や入浴、レクリエーションなどを楽しむ介護サービスです。利用者が笑顔で楽しく一日を過ごせるようサポートするのが、デイサービスで働く介護職員の役割です。日中のみのサービス提供となるため夜勤はありませんし、生活リズムを崩さずに働くことができます。
また、要介護度が比較的低い利用者が多いことも、デイサービスの特徴です。そのため、介護職は身体介護の負担が少なく抑えることができ、体力的に不安を抱えている方も安心して働けます。もちろん、利用者の状態やサービス内容によって業務内容は異なりますが、他の介護施設と比べると体力的な負担は抑えられるでしょう。
近年では、「お泊りデイサービス」を提供する施設も増えてきています。お泊りデイサービスとは、夜間も施設に宿泊してサービスを受けられるデイサービスのことをいいます。もしもお泊りデイサービスで働く場合は、夜勤が発生する可能性もあります。
日勤のみのデイサービスの仕事を探す際には、営業時間や介護職の勤務時間を十分に確認しましょう。